着物で乃木神社の祖霊祭

久々に着物を着て、昨日は乃木神社の祖霊祭に出席。
帯は母からのお下がりで、亡き伯母が刺繍してくれたものです♪

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10/31は乃木希典のお父さん、乃木希次の命日で、乃木家ゆかりの人々を祀る日となっています。
乃木家の祖先や日露戦争で亡くなった2人の息子などを祀る「祖霊舎」と、乃木希典の人格形成に大きな影響を与えた吉田松陰と玉木文之進を祀る「正松神社」という、乃木神社の中の2つの摂社のお祭りです。
玉木文之進は吉田松陰の叔父であり師であるとともに、乃木希典が少年時代に家から出奔して弟子入りを乞い、たくましく鍛え上げられた乃木さん自身の師でもあります。
乃木家と玉木家はもともと親戚で、後に乃木希典の弟が玉木文之進の養子になっています。

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この日は玉木の血を引く女性ともご挨拶できました。
みな親戚とはいっても遠縁で、知らない人ばかりですが、何回か出席するうちに、少しずつ顔見知りもでき、家系図が頭に入ってきました。
若い頃は興味がなかったけれど、だんだんに自分のルーツや歴史に興味が湧いてきて、来るようになった、というわたしのような人が、ポツポツと増えているようです。

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直会(なおらい)では、お刺身も天ぷらもおいしかったけれど、わたしが一番うれしかったのは、「むかご」(山芋の実)。松葉に銀杏とむかごと黒豆(だったかな?)がひとつずつ刺してあるものがありました。つまりむかごはたったひと粒だけなのだけれど、野生的な味の強さが、一番印象に残りました♪ なかなか売ってなくて、めったに食べられないから、ということもありますが。秋の味覚ですね。

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最後は散歩がてらに青山墓地の乃木家の墓までお参りしてきました。