再度ウクライナVSロシア問題を考える

マスメディアを信用しないネット民の間でプーチンを応援する声が多く聞かれることについて、前回苦言を呈しました。が、ロシアの言い分である「ウクライナにはネオナチがいてロシア人を虐殺している」という件は、ロシアのプロパガンダではなく、事実であることは下記の動画でよくわかりました。

【日本語字幕】【閲覧注意】【年齢制限】ウクライナ・オデッサの悲劇

「オデッサの悲劇」というこのドキュメンタリー番組では、学校でのロシア語の使用禁止などに怒ったロシア系住民がデモ→建物に立てこもり→戦闘員が放火→警察は止めず、消防署も長時間動かず→40人以上が死亡、という経過が実際の映像とともに詳しく描かれています。焼死体や建物の窓から飛び降りた人、それにさらに殴りかかる人なども映っていて、事実であることが確認できます。

しかしだからと言って、ロシアのウクライナ侵攻が正当化されるわけではありません。

とはいえ、全世界のマスコミがロシアを叩くという現状が気持ちが悪いという意見もわからないではありません。アメリカがイラクに侵攻したとき、大量破壊兵器を保持しているから、などという大義名分が嘘だと多くの人が見抜いていたのに、アメリカを非難するマスコミはありませんでした。それは巨大な利権を握っている資本家たち(ディープステートと呼ぶ人もいます)が世論をコントロールしているからだ、といわれれば否定できません。

ロシアの侵攻を擁護するわけでは決してありませんが、いろいろな角度からこの件を見ておくのはよいことですので、ここでひとつの冷静な意見をご紹介したいと思います。

以下は田村忠嗣氏のツイッター @TadashiTamura からの転載となります。

@TadashiTamura·3月5日

ある人のお話① ロシアによるウクライナ侵攻。 西側諸国はロシアをswiftから排除して制裁を加えているが、この制裁はボディブローのようにあとになって効いてくるが即効性はない。そしてロシアには天然ガスを人民元で買ってくれる中国がいる。

② イランがアメリカから制裁を喰らいドル決済から削除されたが、イランには石油を人民元で買ってくれる中国がいたおかげで、イランは核開発を続けることができた。 このロシアのウクライナ侵攻にゴーサインを出したのは実はアメリカなのです。

③ 去年12月7日のバイデンはプーチン大統領との会談後戦争になっても軍隊を派遣しないと言及してしまった。ヨーロッパのエネルギーの三分の1はロシアからパイプラインでやってくる。戦争になればヨーロッパはロシアからのエネルギー輸入を止める。

④ エマニュエル トッド氏によると今のヨーロッパはドイツの帝国なので、ドイツとロシアのパイプラインであるノルドストリームからエネルギーが入ってこなくなったら、工業国であるドイツは死活問題だ。そうなればアメリカから液化天然ガスを輸入するしかない。

⑤ さらにロシアがウクライナに軍事侵攻すれば、ウクライナの周辺諸国は自己防衛のためアメリカから武器を買ってくれるので、アメリカの武器商人も潤うという算段だ。 今年に中間選挙を控えたバイデンとすればエネルギー会社と軍事産業会社から支持を取り付けることができる。

⑥ つまりロシアのウクライナ侵攻はアメリカ軍事産業を潤すだけでなく、欧州向けの液化天然ガス輸出量を増加させアメリカ経済を潤して中間選挙を有利にすることができる。 金は命よりも重く、原油や天然ガスは人間の血よりも濃い。人間は裏切るが金は裏切らない。と考える者がいるのです。

⑦ さて、今年の春に大統領選を控えたフランスのマクロン大統領はロシアのプーチン大統領と会談したが、メンツを潰されただけでロシアの侵攻を止めることはできなかった。なぜマクロン大統領はプーチン大統領と会談することができたのか?

⑧ それはフランスが軍事大国で核保有国家だからです。国際的発言力はその国の軍事力に比例するのです。特に核を持っているか持っていないかで、発言力は全く違ってくる。国連の常任理事国すべてが核保有国家だという事実を忘れてはならない。今回のウクライナでも遡れば核が関係している。

⑨ ウクライナの最大の失敗はソ連崩壊した時に核を放棄したことだ。当時のウクライナはアメリカ ロシア に次ぐの第三位の核保有国だったが、それを放棄してロシアに渡してしまった。あのままウクライナは核を保有していればこの悲劇は防げただろう。

⑩ ソ連とアメリカが戦争にならなかったのも核のおかげだ。核なき世界など綺麗事であり、理想論であり、おとぎ話でしかない。それよりもマーガレットサッチャーが言うように核があっても戦争のない世界を目指す方がまだ現実的だ。核保有国のパキスタンとインドでは

⑪大きな戦争にはなっていないが、小競り合いが起きている。小競り合いで済んでいるのも、それも核のお陰なのです。ボクシングに例えると、何発かクリーンヒットがあっても、一発でノックアウト出来る核というパンチがあるので、それ以上踏み込むわけにはいかないのです。

⑫escalation ladder (エスカレートはしご)を低く設定する事が出来る。そして今回も国連は united nationではなく  united nothingであることを証明した。5つの大国は拒否権を持つというシステムである以上、国連の安保決議がロシアの一票でひっくり返ってしまう。これはやる前から分かっていた。

⑬そもそも戦争は国連憲章で禁じられているが、国連の常任理事国であるアメリカ ロシア イギリス フランス 中国 この五か国が軍事産業国なのです。戦争で儲けている国は常任理事国なのです。言ってみれば国連とはヤクザの組長が警視総監をしているような組織なのです。

⑭ つまり、国連は助けるフリはしても実際は助けない。 そして、今起きていることがそのまま日本でも起きる可能性がある。ある日中国が日本を占領しにやってくる。その時国連は今のウクライナ情勢のように、中国が拒否権を使い安保決議が中国の一票でひっくり返る。国連は何もできない。

⑮ そして国連には敵国条項がまだ文章化されており、日本やドイツの敗戦国は戦闘行為を見せた場合に安保理の許可なく攻撃できる。今後これを使って中国が日本に攻撃を仕掛けてくることも考えられる。現在も中国は内戦交渉をつかってウイグルの虐殺を正当化している。

⑯シェイクスピアの言葉にThe devil can cite Scripture for his purpose. 悪魔も目的のためには聖書を使うという表現があるが、敵国条項が文章化され残っている以上それは国連の常任理事国にとっては有効とされる可能性がある。では私達は何もしないで侵略を待てば良いのか?

⑰ 話は変わるが、警視庁がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘員になろうとしてシリア渡航を企てたとして私戦予備容疑で2人を書類送検した。同罪の原型は明治13年に制定された旧刑法にある。「外患ニ関スル罪」の条文で、交戦権が認められた国家以外による

⑱ 外国との私的戦闘を禁止している。100年前の刑法を持ち出し逮捕に至った。今回も元自衛官と元外人部隊が義勇兵を募りウクライナ行きを目指しているが、同じように私戦予備容疑となる可能性もある。なぜツイッターなどを使って義勇兵を募ったのか?

⑲ 話を戻すと国連に頼るなど、ヤクザに頼るのと同じだ。

⑳ そしてアメリカも頼ってはならない。 アメリカは自国の国益のために動くのであって日本のために動くのではないからだ。フランスは第二次世界中アメリカに助けられているが、ド・ゴールはアメリカがロサンゼルスやニューヨークを犠牲にしてまでフランスを守ることはないと断言して核保有に踏み切った

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ド・ゴールの気概を日本も見習ってほしい。今後に及んで日本は過去の戦争を反省して、憲法9条を保持すると言っている人間は世界の現実を全く見ていない。自分の国を自分で守るメンタリティがなければ日本は中国の一部分となってしまう。 他国を例にすると、その点フランスは自分の国は自分で守り、

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フランス国民を助けに行く。フランス人は犯罪捜査にも容赦なく、テロリストは捕まえず一発目から脳みそを吹っ飛ばす事もある。 フランス政府は決して自国民を見捨てない。最近では2016年にイスラム過激派に拉致されたフランス人が解放された。

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1976年にはアフリカのジプチでソマリアの過激派組織に子供ら31人がバスジャックにあったが憲兵隊の特殊部隊と外人部隊により救出に成功している。2004年に起きたアデン湾でのフランス人が乗るヨットが海賊にシージャックされたが特殊部隊が救出作戦を実行し5人のうち4人を救出した。

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救出作戦はキルレシオ(安田註:killratio=航空戦で自軍と敵軍の撃墜比。ここでは空軍に限らず死傷者の比ということか)の観点からすれば、けしてペイするものではない。それでもフランス政府は自国民を助けにいく。日本政府もフランスの気概を見習ってほしい。 世界中で国のない人間を見てきた。自分もそんな思いをしたくないし、日本人にもしてほしくない。 真剣に日本を守る国であってほしい。


@TadashiTamura·3月7日

イラク戦争、イスラム国などの元凶は?
アメリカというかネオコンです。これは多くの方が知っていると思います。

今回の戦争の裏に何があるか?
何も難しい事はありません。今までと同じです。
この事は近い将来誰もが知る事になるでしょう。

ネオナチもネオコンも陰謀論では無く存在しています。

アゾフ連隊 → 多くのロシア人を殺してきたウクライナの正規兵。

コロモイスキー → アゾフ連隊の支援者

ゼレンスキー → コロモイスキーから莫大な支援を受けてきた

前にも書きましたが、 私はウクライナ侵攻をしたロシアを肯定する気は一切ありません。

ただ、ネオコンが掌握している米国メディアに右へならえしている情報だけで物事を判断するべきではありません。 それは彼ら(戦争屋)を支援するのと同義です。 どちらが良い、悪いは別として、 多くのウクライナ国民も、ロシア国民も苦しんでいます。

今までの戦争と同じで、ウクライナとロシアの戦いは、一部の強欲な人間が自らの利益のためだけに扇動した悲惨な戦争です。 なお、アゾフは日本の公安にもテロリストとして認定されています。

そのアゾフ連隊を正規軍にしているウクライナへ日本人が義勇兵として行った場合何が起きるか予想できると思います。 何日か前に書きましたが、いつ、どこで、誰が、何をしたか? その事実、歴史を基に物事を考える必要があります。 これは、誰かのためでは無く私達日本人の自衛のためです。

日本の腐った政治家が巨悪にビビったり、取り込まれる気持ちは分からなくもありませんが、国民に事実を伝え、行動できる勇気を持った方がトップに立ってほしいものです。 少なくとも今のトップは駄目ですね。

@TadashiTamura·3月6日

余裕のある方は、少しずつで良いので、非常食、衣服(防寒も)、生活必需品の備蓄。家庭菜園やサバイバル知識、自己防衛の勉強をされる事をオススメします。 何も起きなくても責任はとりませんが、起きないに越した事はありませんね^ ^

以上、田村忠嗣氏のツイッター @TadashiTamura からの転載終わり

「福島原発事故以降、東京にいても微量の放射能による体調不良に悩んだわたしとしては、核兵器を持つことに諸手をあげて賛成とはいえません。しかし、国際政治は一般の生活者とは別の視点で動いていくもので、力の強い者が発言力を持ち、交渉でも有利になります。だから核を持つ、あるいは核シェアリングをするということについて、日本もそろそろ議論すべき時は来ていると思います。議論の俎上に載せるだけでも、他国は警戒し、それが戦争の抑止力になるのです」

美絵似顔絵イラスト

自然療法家 安田美絵

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