西洋人の目から見た東洋医学?~キネシオロジーの不思議を体験する

うつみんこと内海聡先生と田中信二先生の「応用キネシオロジーの基本勉強会」に行ってきました。

キネシオロジーについてはこれまで全然勉強したことはなく、筋反射テストのことを聞きかじったことがある程度。名前から当然西洋発祥の学問だと思っていたのですが、西洋人の目から東洋医学を見て、つくった学問?(治療技術?)なのだそうです。そのため陰陽五行や経絡の話なども出てきて、そうとは知らなかったわたしにとっては意外でした。

キネシオロジーの専門家、田中信二先生によれば「パソコンと同様、脳もアップデートが必要」「アップデートしてください、というお知らせをあなたは見逃している」と言います。
「苦手な人、避けたい人がいる」「お金のために、やりたいことをあきらめてしまうことがある」これらはどちらも「アップデートのお知らせ」なのだそうです(笑)。

「苦手な人」は、かつて自分がひどく怒られた学校の先生に似ている、とか、かつて自分を抑圧した職場の上司に似ている、などの理由があるがために、それを避けようという深層心理が働いているのだそうです。

人間は前頭前野で考え、後頭部に記憶をするとのこと。過去の思い出に結び付けて、ある人を苦手だと感じてそれを避けるというのは、後頭部だけで反応していて、前頭前野がうまく働いていない、すなわち“認知症”状態なので、前頭前野で考えるようにすればいい……そのための簡単な方法は、前頭前野の上のおでこを手で触るだけでもいい、といいます。

そうすると、今まで苦手だと思っていた人と、普通に接することができるようになるのだとか。その場で参加者の1人に立ってもらい、試しに苦手な人を思い浮かべてから腕に力を入れてもらうと、あまり力が入らない。それからおでこを自分で触って、同じように腕に力を入れると、今度はずっと力が入る、という実験を見せてもらいました。

ただし、いつもおでこを触っているわけにもいかないので(笑)、記憶を書き換えることができればさらに効果的です。そのためには、その「苦手な人」に似ている、過去の嫌な人との思い出を思い返し、それから今度はおでこを触りながら、かつ深呼吸をしながら、また思い返して、その映像に楽しいBGMを付けてしまったり、映像をデコレーションで飾ったりしてみる……すると、過去の嫌いだった人の顔がボヤけてくるなどし、前ほど辛くなくなってくることが多いようです。そうすると、腕や足などに力を入れようとしても、自然に強く力が入るようになるのでした。

そんな不思議な脳と筋肉の関係に加え、経絡・気の流れと筋肉の関係も実験で体感させてもらいました。任脈(体の中心を恥骨から顎まで上がる経絡)の前の空間を、手で両手でなでるように上から下へと動かしたり、肩甲骨の下辺り(肺の経絡の始点の「中府」の辺り?)を抑えたり、おでこと百会(頭のてっぺん)をマッサージしたり、ぼんのくぼ(後頭部、首の付け根の凹んだところ)を揉んだり、ということをやると、やる前と比較して、ずっと筋肉に力が入るようになるのでした。

深呼吸しながら、任脈を意識しながら手を下から上に動かすと、手の内側のもやもやしたエネルギー=気の存在を久々に感じ、かつて気功をやっていた時を思い出しました。

東洋医学を学んだことのある人にはかなり馴染みやすそうなキネシオロジー。興味のある方は、無料のオンラインセミナーもあるようなので、ぜひ見てみてくださいね。

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