月読命を尋ねて今熊神社へ

「ルナ・オーガニック・インスティテュート」を主宰する身としては、月の神様をお参りすべきなのでは、と思い立ち、月読命(つくよみのみこと)を祀る神社を訪ねて、今熊山に登ってきました。

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武蔵五日市の駅からバスで「今熊山登山口」へ。神社(遥拝殿)まで20分ほどの道のりはのどかな光景が続きます。

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徒歩20分ほどで今熊神社到着。

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今熊神社の「熊」は熊野と関係しており、第27代安閑天皇の御代(531-536)に、紀伊国の熊野本宮を勧請したのが始まりとされています。また、今熊山が別名「呼ばわり山」と呼ばれているのは、安閑天皇の妃が行方不明になった故事と関係しています。天皇に夢のお告げがあり、「武蔵国の今熊神社に祈願すれば、皇后はたちどころに現れるだろう」とされたため、直ちに勅使を遣わして今熊神社に参拝祈願したところ、たちまち皇后がみつかったといいます。この故事から、今熊山は行方不明者や遺失物発見に霊験のある「呼ばわり山」として崇敬を集めるようになりました。今熊山の山頂で「○○を出してくりょーやーい」と大声で呼ばわれば、元に戻ると語り伝えられています。

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こちらが今熊神社の遥拝殿。背後にあるのが今熊山(505m)です。ここからは険しい山道になっていきます。登山コースの紹介サイトでは35分の道のり、と書かれていましたが、軟弱なわたしは3倍の時間をかけて登りました(笑)。

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山頂近くにある今熊開運稲荷社。ルナの開運を祈願してきました。

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やっと山頂に着きました。

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こちらが今熊神社本殿。月読命と須佐之男命の両方をお祀りしています。天照大御神を姉に、須佐之男命を弟にもつ月読命は、間にあってやや影の薄い存在ですが、月の神、夜の世界を司る神とされています。また、月の満ち欠けは農業や漁業ともかかわりが深いことから、農耕の神、五穀豊穣の神、漁業の神ともされています。月が消えてはまた満ちていく様子から、復活、若返りの神と考えられたこともあったようです。

月読の神守り賜えとこしえに 瑞穂の国を実り豊かに

グローバル経済や農政改悪で先行きが不安な日本の農業を、どうか神様がお守りくださいますように。

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山頂から武蔵野を見下ろす光景はすばらしい。特に新緑の若々しい黄緑は見るだけで心洗われる思いがします。

新緑の ほとばしる山 我洗う

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↑つつじ(躑躅)

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↑くさいちご(草苺)。山道の脇の至る所で可憐な花を咲かせていました。

バス停に戻る道中も道端の花が目を楽しませてくれます。

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↑むらさきけまん(華鬘)

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↑やまぶき(山吹)

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↑はなずおう(花蘇芳)

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↑くさのおう(草の王)。有毒。

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↑しゃが(著莪)

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↑名称不明。ご存知の方いらしたら教えてくださいね。

神様と緑と花々と触れ合えて大満足の1日でした♪