春日大社と奈良公園

平成7年8月4日~6日、新婚旅行で奈良へ。

初日はまず春日大社。

称徳天皇の勅命により平城京の守護と国民の繁栄を願って創建された神社で、創建は神護景雲2年=768年。

藤原氏の尽力によって建てられ、藤原氏の氏神とされる。

本殿正面は撮影禁止なので周りの回廊などを撮影。

御蓋山(=三笠山、春日山)は聖なる山であり、それを遥か下から拝むのが「遥拝所」。自然そのものを尊び敬う日本らしい文化。

春日大社に祀られているのは、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、経津主命(フツヌシノミコト)、天児屋根命(アメノコヤネノミコト)、比売神(ヒメガミ)。上の案内板に「鹿島・香取・枚岡の神々様」として言及されているのは、鹿島神宮の祭神である 武甕槌命 、香取神宮の祭神である経津主命 、枚岡神社の祭神である 天児屋根命と比売神 (天児屋根命の妃) のことを指す。

奈良公園に住む鹿は、春日大社の神の遣いである神聖なる生きもの。とはいえ、鹿せんべいを持っている人間を見つけると、大群で押し寄せてきたり、一緒に写真を撮ろうとしても、せんべいを食べ終わると、瞬時にしてサーッと居なくなるというドライな一面も。

わたしは自分のおやつをバッグに入れていたせいなのか、バッグのひもを鹿に度々引っ張られ、最後はブラウスを咥えて思いきり引っ張られて破けそうになり、悲鳴をあげた。

鹿せんべいのパッケージ。鹿せんべいはノンシュガーで鹿の健康を考えてつくられているらしい。

奈良公園は中国人が7割、白人が2割、日本人が1割くらいという印象。幸い鹿をいじめる不届き者の旅行者は見かけなかった。

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