茅の輪くぐり初体験

今日6月30日は今年前半の罪穢れを祓う「大祓(おおはらえ)」(別名、夏越の祓なごしのはらえ)の日。この日に神社にお参りしたことはなかったが、わたしの氏神さまである品川神社にも「茅の輪くぐり」をするための茅の輪が設けられているらしい、という情報を母から得て、俄然興味をそそられた。そんな行事があったとは、恥ずかしながら知らなんだ。

「輪っかをくぐって左に回ってもう一度くぐって右に回って、またくぐって左に回って、もう一度くぐってから本殿にお参りするんですって」と母がご近所さんから得た情報を伝授してくれる。

ほー、それはやってみなければ。というわけで品川神社に着くと、石段の下にいきなり茅の輪が存在していた。

IMG_2566

石段の上、本殿の前に設置されていると思っていたので、その唐突さに驚く。くぐって、左に回り…と思い、回ろうとするが、茅の輪のなかほどがロープで鳥居にくくりつけられており、腰をかがめてその下をくぐらねばならない。

次に右に回ろうとして、もう一度考え、腰をかがめずに、鳥居の外をぐるっと遠回りして回ることにした。もう一度左に回るが、鳥居の向こう側にも障害物があって、ちょっと通りにくい。

苦労しながらぐるぐる回り、さて石段を昇ってみると、なんと、そこにももうひとつの茅の輪が…。ガーン。

FullSizeRender

なんだー、最初からそう言ってよ。と思ったが、しかたない。

いつもと違う何かがあるんだよ!ということを神社の前を通る人にもアピールするために、石段の下の茅の輪は設けられているのだろう。

IMG_2569

改めて茅の輪をくぐり、左に、右に、また左にと周って、本殿へ。

ここで参拝し、さらに人形(ひとがた)も納めてきた。

これは人の形をした紙に名前と年齢を書き、息を3度吹きかけて、身体を3度さすることで、自分についた罪や穢れを移し、神社に祓い清めてもらう、というもの。

去年は郵送で送ったが、今年は後で送ろうと思っているうちに母に捨てられてしまった(!)ので、神社でもらってその場で書くことにした。

母や彼にも名前を書いてもらい、息をふきかけたりしてもらう予定だったのに、捨てちゃうなんて。

というわたしも今日まですっかり忘れていたのだから、人のことはとやかく言えない。

息をかけたり身体にこすりつけたりできるのは、その場にいるわたしだけだけど、ついでなので母と彼の名前と年齢も書きこんでおいた。(欲張り?)

住所を書いた封筒に奉納金とともに人形を納めて差し出すと、神主さんが、御幣をふってお祓いをしてくれる。これで罪穢れのないまっさらな自分にリセット。ありがたや、ありがたや。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です