着物のファッションショー☆世界を魅了、国際交流も

着物のファッションショーに行ってきました(5/10、Imagine Oneworld きものショー)。これは、東京オリンピック開催の2020年までに世界中の国をテーマにした着物をつくり、各国からのお客様をお迎えしよう、というプロジェクトの一環として開かれたもの。実物を見る前は、外国の文物をデザインすることで変てこなものが出来てしまうのでは、という心配も感じていたのですが、そんな懸念を吹き飛ばす、すばらしい美しさ……見事な染色芸術に昇華されていて、うっとりでした。日本の着物職人さんの長い伝統に裏打ちされた技術力と、新しいものを生み出す創造性とに感動♪

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左はインド、右はベトナムをテーマにした着物
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ドイツはバウハウスをイメージしたというモダンなデザイン

各国の大使館とデザインに関して打ち合わせをすることでその国の文化への理解を深めたり、大使夫人が皇居のお茶会にその国の着物を着て出かけてくださったり、と各国との親善・交流にも一役買っているようです。振袖や訪問着では裾のあたりに一番見せたい模様をもってくることが多いのですが、カンボジアをテーマにした着物でアンコールワットの図案を足元に持ってこようとすると「それは困まる、もっと上のほうでないと」と大使館員にアドバイスされた話なども紹介されていました。

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カンボジアをテーマにした着物

タイで暮らしたことのあるわたしにはよくわかるのですが、仏教への崇敬の篤い国では、仏教にかかわるアイコンを足元やお尻の下などに置くことは大変失礼なこととされていて、上のほうに置かなければいけないのです。日本人はそのあたりに鈍感なので、気を付けたいものです。

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残念ながら国名を失念。ヨーロッパのどこか?

旧ソ連のウズベキスタンをテーマにした着物は、桜の花(とすももの花?)がデザインされたもの。ソ連抑留の憂き目にあった日本人捕虜たちが、ウズベキスタンのナボイ劇場建設のために懸命に働いたことを、ウズベキスタンの人々は感謝の念とともに記憶し続け、日本人捕虜たちを偲んで桜を1000本その首都に植えたというエピソードにちなんだものだそうです。参考→http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/170420_2.html

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ウズベキスタン

トルコをテーマにした着物には日本で難破したエルトゥールル号(遭難した乗員たちを日本人が救助)がデザインされていたり、と日本との交流をテーマにしたデザインもいくつかありました。

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トルコ。裾にある帆船がエルトゥールル号

 

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国名失念。リトアニア?

先細りがちの着物産業を興隆させるのに役立つのみならず、各国との交流にも役立っているこのプロジェクト。着物+帯+髪飾りで1国分200万円の予算はまだまだ全然足りないので、クラウドファンディングで資金集め中。→https://camp-fire.jp/projects/view/25645 わたしも募金しようかと思っています。着物好きな方、どうぞ少しでも協力してあげてくださいね♪

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